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【FD宣言策定インタビュー】ライフキット様|社員全員が関わることで、「自分のことだ」と自覚を持てる

2019.08.16

(株式会社ライフキット 代表取締役 田名網亜衣子様) 
 
FD宣言の策定で悩まれる企業はまだまだ少なくない様子。会社の特性や強みを生かすにはどうしたらいいんでしょうか? そこで今回は、「普段から会社の方向性をみんなで決める社風があった」という株式会社ライフキット様のFD宣言策定について、社員の熊谷様、佐藤様、社長の田名網様にお話をお伺いしました。
 
(インタビュアーLTV新井進之介)
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★株式会社ライフキット様について★
[本社]福岡県 [スタイル]訪問・来店型
北九州を拠点にしている、地域密着型の乗合保険代理店さんです。
会社HP:https://www.life-kit.co.jp/
 
【お客様本位の業務運営方針・KPI(最重点指標)】
https://www.life-kit.co.jp/customer/

【社員さんにインタビュー】
FD宣言はどのように策定しましたか?

(お話をうかがった社員様: 熊谷様・佐藤様)

社長を除く全員で作成しました。メンバーを選定してプロジェクトにするほどの規模ではないですし、普段から会社の方向性をみんなで決める社風があったためです。 また、社員全員が策定に関わることで「自分のことだ」と自覚を持てると思いました。
とりまとめ役は決めましたが、基本的にみんながフラットに意見を出し合って決めていきました。
会社の理念やバリューも踏まえつつ、「自分たちが大切にしたいこと」などをマインドマップ化し、似たようなものを組み合わせて大きい枠組みを作りました。文章として起こしたのはそのあとですね。出来上がった文章の中から、数値化できるものを5つほどピックアップしてKPIとしました。

策定はどのくらい時間をかけたんでしょうか?

最初にエルティヴィーさんにFD宣言策定のためのコンサルをしていただき、その後2回ほどの話し合いで作成をしました。社長に一度見せてフィードバックを貰い、修正をしたので合計で3回ほどですね。

策定で難しかったことや反省点などはありますか?

国語力が試されるな……と思いました。単語の選び方ひとつとっても代理店とお客様の立場で違いますし、「お客様目線」になったつもりでいても気付かぬうちに「代理店の営業目線」になっていたり……。
目標を立てるからには数値化できるものでなければいけませんが、そもそも私達が設定できるような数値ってお客様には関係ない物がほとんどです。例えば営業目線では訪問数って大事ですが、訪問されるお客様からしたら全然関係ないことですよね。代理店目線の目標と、お客様本位の目標と、どうしても「目標が2つある」状態になってしまいました。
また、数値化できる目標だとしても、後から結果を報告する時までに全然数字が上がらない目標にするのもダメだ、と悩みましたね。 お客様に「我々はこうなっていきますよ」「あなたを守りますよ」という宣言にすることが終着点なはず、と思い試行錯誤しました。結果的に出来上がったものは、会社の理念や基本方針をお客さんにとっての分かりやすい形に言い換えて宣言した形になりました。
策定して宣言してからまだ日が浅いので、具体的に自分たちの中で宣言についての明確な反省点はまだありません。1年間かけて経過を見続けたいと思います。

FD宣言をされてよかったことなどはありましたか?

元々やっていたお客様アンケートは、意識して取り組んでいなかったため「書いていただければラッキー」くらいの感覚でした。ですが、宣言したことによって意識して回収を働きかけるようになりました。集計も進めていて、「お客様の声をきちんと拾う」ことがより意識的になったなと思います。


熊谷様、佐藤様ありがとうございました! 続いて、社員の皆様が策定されたFD宣言を受け取った社長の田名網様にお話をお伺いしました。

【社長の田名網様にインタビュー】
社員さんが策定されて、田名網様はフィードバック以外ノータッチだったとか。 策定されたFD宣言を見て、どう感じましたか?

「思ったよりもみんな、本質的に理解している!」ととても嬉しかったですね。私は普段から「社員全員で担当しましょう」と言っていて、自分一人でできなくてもそれぞれの得意分野でフォローしあえたらと思っていたけれど、きちんと社員たちもそう思っているんだ!と。
宣言に「自身の知識をつけていきます」と書かれていたことも、常々言っている「成長し続けなければいけませんよ」という言葉をしっかりと受け取ってくれていたんだなと思いました。

何か大変だったことはありますか?

始まる前は「大変になるかも……」と思っていましたが、全然そんなことはなかったですね。策定中は本当にノータッチだったし、1回のフィードバックも「ここ文章が少しわかりづらい」とか、その程度でしたから。「やらされ感」とか「ぐだぐだになってしまう」とかを懸念していたんですが、自主的に取り組んでくれました。

FD宣言の策定で良かったことは? 経営の観点からどうでしたか?

社員一人ひとりの経営に対する理解・業務のモチベーションが高まったのでとてもよかったです。作りたいという想いはありつつも出来ていなかったので、エルティヴィーさんのFD宣言コンサルがいい後押しになってくれました。
策定によって社員は会社や仕事について考える機会を持てたし、今まで作ろうとしてもしっくり出来ていなかったものがようやく形になることで「会社としてこういう数字を追いかけていくんだ」「恥ずかしくない報告をしなければ」と思えるものが作れました。
また、宣言前と後で会社に実際に変化が起きました。今までは色々な場面で私が主導してしまい、忖度が起こっている場面が多々あったように思います。今回の件で社員から本音が出てきて、私自身が混ざっていたらこれは出来上がらなかったでしょうし、MTGで席を外しても成り立つことが格段に増えました。これは思わぬ効果でしたね。
ティール型(ピラミッド型ではない、社員の自主性に任せた組織形態のこと)まではいきませんが、フラットな組織により近づいたなと思いました。

今後の展望について教えてください。

ずっと思っていることですが、もっともっと「保険代理店」に収まらない会社にしていきたいですね。今回のFD宣言にも絡みますが、「担当者ありきのお客様」はやっぱりまだいます。お客様の担当を徐々に、2人・複数・全員という風にシフトしていって、安心を提供したい。
保険代理店が母体である事は別にいいんですが、より他と違うところもとがらせたい想いもあります。ライフプランをする代理店は増えていくでしょうが「ライフキットにしかできない」「他にはないもの」を提供する会社になりたい。もっと気軽にお金の相談ができる友達のようなポジションが理想です。

熊谷様、佐藤様、田名網様
お忙しいところご協力いただき、ありがとうございました!
(インタビュー:2019年7月19日)

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