改正保険業法 準備すべき3つの項目
2016.03.31

この原稿を書いている時点で
残り2ヶ月を切る改正保険業法の施行。
保険ビジネスに関わる業種には
すべからくこの新法が適用され
特に、保険代理店における「体制整備」は
募集ルールから組織体制まで広い範囲で
コーポレートガバナンス(=企業をどう経営していくか)が
問われていくことになります。
今回の改正業法のトピックとしては
保険募集に関わる企業(=代理店)が
規模・特性に応じる前提ではありますが
保険会社なみのコンプライアンス体制を求められ
ひいては、その監査を金融庁自らが行うとされています。
では、どのような点を監査対象としてくるのか。
そのポイントは以下の3つが想定されます。
(※あくまで想定、LTV調べ)
—————————————-
1)お客様との対応履歴
特に【苦情】に関してその要因と結果、
改善策までの流れを可視化出来ているかが
重要とされています。
2)保険代理店のビジネスモデル
代理店経営に欠かせないマーケティング(見込み作り)
セールスプロセス、そしてアフターフォローまで
どの様な業務プロセスがあるのか
企業としての運用状況や理念(あり方)を
どう考えているのか、答えられること。
3)ロールプレイング
実際の運用状況を確認するために
現場の募集人へ実戦形式で
ヒアリングされることが想定されています。
特に、募集時の「意向把握」「個人情報保護」など
募集活動における顧客説明などを
行うことが想定されています。
—————————————-
本日現在、スケジュールが佳境に入っていることもあり
意向把握は「シート」にするか「システム」にするか・・・
比較推奨方針はどうするか・・・など
そんなトピックが話題になりますが
どれが正解かというと、その答えはありません。
(※何もしないという選択肢は無いですが・・・)
しかし、改正保険業法の骨子としては
募集人の裁量、個としての対応だけではなく
企業として、どのようにサービスを提供していくのか。
その部分が問われています。
1年後、3年後、5年後、10年後・・・
自社としてどうありたいか、
ビジネスには「差別化」が重要とされていますが
そこも踏まえ、見直すことのできる
良いタイミングかもしれません。

お気軽にご相談ください。
エルティヴィーでは保険代理店さまの体制整備から、顧客管理、マーケティングまでトータルで支援しています。
CSBに関するお問合せやご質問などございましたらご相談ください。
03-6234-6392
(受付時間 平日: 9:00〜17:30)