【改正保険業法】「形だけの対応」にしないロ方式の記録方法。募集人の負担を抑えて記録を残す例とは。
2026.07.31
昨今の不祥事を受けた信頼回復とコンプライアンス徹底に向けて、比較推奨販売も大きな転換期にあります。従来活用されてきた「ハ方式」の廃止が見込まれるなか、実務では「ロ方式」への移行が進んでいます。
「どこまで記録したら、ロ方式に対応したと言えるのか?」
「代理店としてルールを決めても、記述式にした場合、募集人によって入力内容に差が出るのではないか?」
といった保険代理店の経営層・管理職の方々のお悩みを耳にすることが増えています。
本コラムでは、ロ方式対応の例として、弊社のユーザー様がCSBを使ってどのように運用されているのかをお伝えします。
ロ方式への移行に伴って金融庁が求めていること
乗合保険代理店の比較推奨販売の方式にはイ方式・ロ方式・ハ方式があります。・イ方式:顧客が求めるものに当てはまる商品をすべて比較し説明する方法
・ロ方式:顧客の意向に合った商品を選別のもと、説明する方法
・ハ方式:代理店の推奨商品をもとに説明する方法
このうち「ハ方式」は代理店都合で保険商品が提案できることから顧客不本意な商品提案につながるリスクが懸念されたため、今般の保険業法改正にて廃止する方向です。
今後多くの乗合保険代理店が移行する「ロ方式」の具体的な内容とは何なのか、金融庁が求めていることはどのようなことなのかを確認しましょう。
【凝縮!ロ方式のポイント4点!】
① 提案前に聞く(意向把握)
お客様が「何を重視するか」を丁寧にヒアリング(曖昧なら例示して引き出す)。
② 方針を伝える(「意向に基づく客観的選定」の明示)
当社の取扱商品や、どういうルールで商品を絞り込むのか(方針)をあらかじめ開示する。
③ 理由を伝える(提案理由の説明)
その商品を選んだ「客観的で合理的な理由」を説明する。また、他社との比較を求められたら適切に応じる。
④ 代理店都合はNG(顧客利益の優先)
手数料の高さ、キャンペーン、恣意的な誘導はすべて厳禁。
一言でいえば、「売りたい理由」ではなく「お客様が選ぶべき理由」だけで提案を構成できているか、ということです。① 提案前に聞く(意向把握)
お客様が「何を重視するか」を丁寧にヒアリング(曖昧なら例示して引き出す)。
② 方針を伝える(「意向に基づく客観的選定」の明示)
当社の取扱商品や、どういうルールで商品を絞り込むのか(方針)をあらかじめ開示する。
③ 理由を伝える(提案理由の説明)
その商品を選んだ「客観的で合理的な理由」を説明する。また、他社との比較を求められたら適切に応じる。
④ 代理店都合はNG(顧客利益の優先)
手数料の高さ、キャンペーン、恣意的な誘導はすべて厳禁。
【金融庁が保険代理店に求めていること】
金融庁(監督指針)が代理店に求めているのは、個人の感覚に頼らない「組織としてのPDCAサイクル」の確立です。ポイントは以下の4つに集約されます。
【P:ルール策定】 商品を提案する「選定基準」を、社内マニュアルとして明確に定める。
【D:教育・指導】 そのルールに基づき、募集人への教育・指導を徹底する。
【C:記録と検証】 提案の記録(証跡)を残し、「本当に意向に沿っていたか」を定期チェックする。
※「高い手数料を目当てに、お客様の意向に合わない特定の商品を優先していないか」・「代申の保険会社の影響で、提案が偏っていないか」は要チェック
【A:改善・更新】 チェックで問題が見つかれば、現場の販売方法にとどまらず、社内ルールや組織の仕組みを速やかに改善する。
ルールを作り、社内教育を行い、証拠を残して点検する。もし保険会社との関係性や手数料によって提案に公平さが欠けていればすぐに正す、という自浄作用のある仕組み(PDCA)が求められています。金融庁(監督指針)が代理店に求めているのは、個人の感覚に頼らない「組織としてのPDCAサイクル」の確立です。ポイントは以下の4つに集約されます。
【P:ルール策定】 商品を提案する「選定基準」を、社内マニュアルとして明確に定める。
【D:教育・指導】 そのルールに基づき、募集人への教育・指導を徹底する。
【C:記録と検証】 提案の記録(証跡)を残し、「本当に意向に沿っていたか」を定期チェックする。
※「高い手数料を目当てに、お客様の意向に合わない特定の商品を優先していないか」・「代申の保険会社の影響で、提案が偏っていないか」は要チェック
【A:改善・更新】 チェックで問題が見つかれば、現場の販売方法にとどまらず、社内ルールや組織の仕組みを速やかに改善する。
※詳しくはこちらのコラムでもまとめています
保険代理店が営業を継続する大前提として、お客様の意向に沿った適切な商品提案の徹底は避けて通れません。募集方法に問題がないと証明するためには、どのように募集活動を行ったかをきちんと記録として残す必要があります。
とはいえ、
「ただでさえ忙しい募集人に、これ以上面倒な記録作業をさせられない・・・」
とお悩みの経営者様も多いと思います。
それでは、募集人に負担をかけず、スマートに記録を残すにはどうすれば良いのでしょうか。
ここからはその具体的な手法について、弊社の顧客管理システム「CSB」の仕組みを一つの例にとりながら解説します。
※CSBは保険業法に対応しており、現場の人が簡単に操作できるよう日々アップデートをしています。アップデート新着情報はこちら
機能その1:お客様の意向を網羅する「選択肢の充実」

CSBは意向把握画面での意向内容のカスタマイズができます。そのため、CSBユーザー様の中には、あらかじめ意向内容のチェック項目に「日額型・一時金型」「がん・心疾患」といった商品タイプなどの具体的な選択肢も設定している保険代理店様もいらっしゃいます。
具体的な選択肢があることで、募集人は意向内容の記録をする際、文字での入力を抑えることができ、それにより募集人の負担を減らすことが可能です。
事務作業の時間を少しでも減らしてお客様との面談の時間を増やすことに繋がります。
機能その2:意向把握画面でのフリーテキスト

CSBの意向把握機能はほぼ全ての項目が選択式(チェックを入れるだけ)で完結しますが、「お客様がどのような経緯や想いでその意向に至ったか」などといった文章でしか表せない部分の記録を残せる「フリーテキスト」機能も搭載しています。
例えば・・・
当初意向のフリーテキスト:
「一時金は20万円以上をご希望」
提案理由のフリーテキスト:
「保険料をなるべく抑えたいとご希望のため、ご意向に沿う商品の中から比較し、一番安価な(商品名)をご提案」
上記のように、チェックボックスによる効率的な記録をベースにしつつ、その選択に至ったお客様のリアルな言葉や背景を記載することで、誰が見ても「本当にお客様の意向に沿った選定理由である」と一目で証明することが可能になります。
まとめ
ロ方式では丁寧なヒアリングと、細かな記録を残すことが重要です。本コラムではその記録の方法としてCSBのロ方式に対応している機能の一部をご紹介いたしました。
しかし、保険募集においての目的は、「ロ方式を実施すること」ではなく、「お客様の潜在ニーズを掘り起こせるようにヒアリングをし、顧客にとってぴったりの商品を提供すること」。
CSBは、そんな「お客様本位の保険募集」を仕組みで支え、現場の負担をなくすために生まれたシステムです。
こんな時、CSBだったらどんなことができる?
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