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IT導入補助金2021今年の傾向と昨年の実績紹介

2021.05.14


ITツール・システムの導入時に活用できる「IT導入補助金」。
そのツールを使うことが生産性向上につながると判断されれば、導入費等の一部を補助金として受け取れる仕組みです。
年度単位で期間が区切られ、現在(2021年5月)は「IT導入補助金2021」が設けられています。基本的な仕組みは例年同じですが、コロナ禍の情勢を鑑みて昨年から創設された【特別枠】。
そこでここでは「IT導入補助金2021」の概要と傾向を分かりやすく解説いたします!また、補助金対象ツールとなっている弊社の顧客管理システム「CSB」の昨年の実績もあわせてご紹介します!

そもそも・・・IT導入補助金とは?

IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等のみなさまが自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助することで、業務効率化・売上アップをサポートするためのものです。

今年度は、【通常枠】(A・B類型)の他に、低感染リスク型ビジネス枠として【特別枠】C・D類型があります。

IT導入補助金2021の種類

~通常枠A・B類型~

1.A類型
補助額 30~150万円
補助率 2分の1
・プロセス数1つ以上
・賃上げ目標 加点項目

2.B類型
補助額 150~450万円
補助率 2分の1
・プロセス数4つ以上
・賃上げ目標 必須項目

こちらは通常枠という事で、A・Bと2つに分かれていますが、大きくは補助額の部分に差があります。また、補助額が大きくなるB類型では、満たさなければならないプロセス数や賃上げ目標などやや条件が厳しくなっています。

A類型 B類型 C-1類型 C-2類型 D類型
下限額 30万円 150万円 30万円 300万円 30万円
上限額 150万円 450万円 300万円 450万円 150万円
補助率 1/2 1/2 2/3 2/3 2/3
プロセス数 1つ以上 4つ以上 2つ以上 2つ以上 2つ以上
賃上げ目標 加点項目 必須 加点項目 必須 加点項目


~特別枠C・D類型~

そして今回の特別枠は、低感染リスク型ビジネス枠という事で、新型コロナウイルス感染症対策として非対面型ビジネスやテレワークのためのITツール導入が補助対象として挙げられC・D類型が創設されました。

この特別枠は補助率が3分の2までに引き上げられ、プロセス数は全て2つ以上。そして重要なポイントは【クラウド化】【非対面化ツール】です。

3.C-1類型
補助額 30~300万円
補助率 3分の2
・プロセス数2つ以上
・賃上げ目標 加点項目

4.C-2類型
補助額 300~450万円
補助率 3分の2
・プロセス数2つ以上
・賃上げ目標 必須項目

5.D類型
補助額 30~150万円
補助率 3分の2
・プロセス数2つ以上
・賃上げ目標 加点項目

基本はD類型となり、C類型は【クラウド化】【非対面化ツール】を満たした上に【連携型ツール】であることが求められます。

このC類型は補助額によって2つに分けられ、B類型と同様に補助額の高いC-2類型は賃上げ目標が必須となってきます。

今年のルールは少々複雑 と感じましたので簡単に図で解説していきましょう!



「非対面化ツール」とは、自宅などの遠隔地から業務を行うテレワーク環境の整備など、人と人との接触の機会を減らしたり、顧客に対しても遠隔でのサービス提供が可能なビジネスモデルへ転換(業務形態の非対面化)し、労働生産性の向上を目的としたITツールを指します。

エルティヴィーのIT導入補助金2020の実績紹介

ここで、昨年IT導入補助金を利用して弊社の顧客管理システムCSBをご導入頂いたお客様の実績をご紹介致します!



規模としては、10名未満の代理店様50%。
20名~30名、30名以上がそれぞれ25%の割合となっていました。

補助額を見ていきますと、人数規模に価格も比例しますので同じような結果となっておりました。
100万円未満が50%で、100万円から200万円、300万円以上が25%の割合となっていました。

昨年ご利用頂いた代理店様の補助金を利用された理由は大きく2つに分かれていたように感じます。

➀初期導入費用がネックとなっており、システム導入を悩んでいた代理店様が導入時のご負担を減らすために補助金をご利用

➁コロナ禍で急遽システムの導入に迫られ、予算外の出費となる為補助金を利用して負担を軽減された


ここで、実際に昨年IT導入補助金をご利用頂きながら弊社顧客管理システムCSBを導入された代理店様の申請から補助金お受け取りまでのスケジュール感をご紹介致しましょう!

事例のご紹介

A社様 30名規模 訪問型生保系代理店様
ご担当者様が申請の入力作業など大変スムーズにご対応頂いた代理店様です。



システムの導入からお支払いまでは本来もう少しゆとりがあるのですが、早く補助金の請求をされたいとの事でこの代理店様では2週間以内でお支払いを頂いておりました。

基本的には申請作業やシステムの導入自体はさほどお時間を要しませんがやはり、審査には少々お時間がかかります。
審査も、1次よりも2次…と後になり込み合うほどお時間がかかっていた印象があります。

申請開始から実際の補助金のお受け取りまでは約4ヶ月ではありますが、お客様のご入金から補助金のお受け取りまでは2ヶ月弱となっておりました。

費用シミュレーション・スケジュール

補助金の特徴として、最初に初期導入費用+1年分の月額利用料を一括でお支払い頂く必要がございますが、その後は補助金をお受け取りになりつつ1年間はランニングコストが発生致しませんので(追加のオプションなどを後からご希望頂かない限り)じっくりと社内への浸透に専念頂けているように感じます。

簡単に想定のイメージをお伝え致しましょう!



ご利用のオプションや人数によって価格は異なりますが、20名規模の代理店様を想定したイメージです。

本来であれば、初期導入費用、月額利用料、電子証明書で年間約120万円弱の費用が発生致しますが、特別枠のD類型をご利用で3分の1の自己負担額、およそ40万円でご導入が可能になります!

改めてこのように見て頂きますとだいぶイメージも湧きやすいかと思います!

もっと詳しくお知りになりたいという方へ

ご自身の代理店が対象となるか? 補助金利用時のコストのシミュレーションなどご希望の場合は、個別でご相談も承っております!

また、今年度はご案内動画もご用意させて頂きました!

IT導入補助金について知りたい方はコチラ↓


IT導入補助金×CSBの特徴のご案内はコチラ↓


動画内で詳しく分かりやすく手短に解説しておりますのでよろしければご覧ください♪

最後に… 例年言われている事ではありますが、補助金には予算がありますので初期の方が採択されやすい傾向にあるようです。


どの代理店様も同様に、弊社が支援事業者としてサポートに入らせて頂いており、申請前にチェック、修正も行っておりましたがこのような結果となってしまいました。

少しでも気になって頂けましたらまずはお問合せ頂きまして早めの申請をおススメ致します!

お気軽にご相談ください。

                     

エルティヴィーでは保険代理店さまの体制整備から、顧客管理、マーケティングまでトータルで支援しています。
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